きのこもぐら

活動報告

ボランティアのバイト

ボランティアのアルバイトをしたことがあります。

 

時効とは思いますが詳細は言えないので「たとえば」の話になりますが…
道端で献血を呼び掛けたり募金を呼び掛けたり、公共や福祉関連の大きなイベントのお手伝いで人や車両の誘導をしたりするような……
そういうやつです。

表向きは無給の社会奉仕、ボランティアで募集していますし多くがボランティアで参加しているんですが、ボランティアだけでは人数が足りずに日雇い派遣の会社などをとおして募集してたりするんです。

 

本当にボランティアで来ている人も多くいる中、同じ仕事をしながら金をもらっている人がいると知ると気分を害する恐れがありますので、客に対してだけでなく運営側の人たちに対してもバイトだと明かしてはいけないと言われていました。

バイトで来ていた団体の中に同じ大学の友達同士で来ている人が複数いたため、大学グループ+その友達の集まり!みたいな顔で紛れ込み、ほとんどの人がそういうふうに思っていたと思います。
実際は派遣会社に紹介されたバイトたちです。本当のことは本人たちと指示出しをするようなちょっと上の人たちしか知りません。

 

道行く人に「きみバイトでしょ」と言われてキョドる場面もありました。
「バイトはお金貰ってるから一生懸命やるからね、分かるんだよ」と笑われました。
今までに似たようなバイトをしたことがあったり、あるいは上の立場でバイトを使ったことがあったりしたのかもしれません。

 


今年開催予定のオリンピックもボランティアで賄うと言っていましたが、どうせ日雇いで人を用意するんだろうなあと思っていました。
このネット社会、オリンピック並みの大きなイベントで大量のバイトが集まれば契約書をSNSに投稿するような輩も出てきそうです。
そうしたらボランティアじゃないことがばれてしまうのでは?などと要らぬ心配をしていたところ、普通に「ボランティアだけじゃ足りなそうだからバイトも雇います」って公表してました。

比喩でなく口での会話による「口コミ」くらいしか伝達方法の無かった頃ならともかく、この時代にオリンピック規模のボランティアにバイトを紛れ込ませてバレないのは難しいですよね。

 

会場の確保や人手不足、暑さ対策に加えてウイルスとか何とかで開催が不安定という状態ですが、果たしてオリンピックは開催されるのか否か…
半年後のことも予測がつきません。
専門家でないので細かいことは分かりませんが、できるだけ大変な思いをする人が減っていい感じになると良いなあと思います。